空と大気の異常



地震の前には、次のような大気の異常が生じることもあります。

●普段見られない雲が発生する(前兆雲または地震雲という)
●星や月の形が大きく見える


前兆雲または地震雲

●いろいろなタイプの前兆雲があります。

◎上出孝之氏が分類した8種類の地震雲形状をベースに、地震雲の特徴や形を紹介.

こちら


●虹、彩雲

京都府の天橋立に住む椋平広吉氏が発見した奇妙な切れ虹のことで、これによって地震を予知することができるという。

虹は日の出と日の入りのときに現れ、現象の時間から地震が発生する日時が、虹の形から震源地の方向と距離が、濃度から強さが計算できるという。

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●夕方の赤焼け



星や月の形が大きく見える

地震が発生する状況が整いますと、地面の下は高温になり、地面付近の空気は暖められ、上層の冷たい空気と2層構造になります。
光の屈折率が暖かい空気と冷たい空気では異なるため、遠くの月や星が近く大きく見えるようになります。

川の上の船から、川を見たとき、川底の石が大きく近く見えたりすることと同じです。


また、音の遠近感の喪失により遠方の音が異様に近く聞こえるようになり、奇怪な静けさを感じたりする。